スタートアップやベンチャーを受ける際に持っておくべき考え方、その固め方とは?

就活、転職の始め方

 

以前の記事でスタートアップやベンチャー企業には対策が存在しないことを紹介しましたね。

その記事の最後に別途考え方の中身について詳しく説明すると書いていました。

はい、それが今回の記事の内容です。

では、まずは前回のおさらいをしましょう。
中途半端な考え方を持って何となくエントリーシートや面接に臨むと弾かれる、ここまでは大丈夫ですか?
もちろん!意識を高く装ってもダメってことでしたよね。
じゃあ実際には意識をしっかり高く持っておく必要があるということですか?
いえ、決して高い意識を持っておくべし!というわけではないんですよ。よく面接は嘘つき合戦と言われますが崇高な目的に向かって最短で向かう彼らに嘘は通用しません。中には1時間程度の時間をかけて論理勝負を仕掛けてくる人事もいるんですから。なので意識を高くするというよりは正直に自分の中にあるものを語ることができるようにしておくことがベストです
なるほど、では早速どうすればその考えを持つことができるのか解説をお願いします!

成長したいです、という人は理由を持っているか?

以前の記事でも紹介しましたよね。

スタートアップやベンチャー企業を受ける人に多い「成長したいです」という就活生。

これは決して悪いことではなく、むしろかなり良いことなんです。

しかし、「なぜ成長したいのかな?」と問われた際に他の誰とも被ることのない自分だけの答えをその場で語ることのできる人はどれほどいるのでしょうか。

ここで一つ例を出してみましょう。

私は、成長するということを軸にして就活をしています。なぜ成長したいかって?それは自分の市場価値を高めて将来的により高い給料を出してくれる会社で働くためです。

これを見てどう感じましたか?

薄っぺらい・・・。

それに面接の時点で転職する気満々じゃん・・・。

では、もう一つの例を。

私は、成長するということを軸にして就活をしています。なぜ成長したいかって?御社のビジョンに共感したためゆくゆくは御社のために貢献をし、将来的に社会の役に立つ人間になりたいからです。

どちらのほうが「本音」に聞こえたでしょうか。

また、どちらがより「論理的」でしょうか。

ビジョンに共感、社会や会社に貢献。

聞こえはいいですがおそらく就活生の9割が使う言葉ですよね。

つまり、9割の就活性が使う言葉を面接官に語ったところで響くものは何もないのです。

これは自己分析を行うための記事でも紹介していますが、自分の目指すものが目的なのか手段なのかを明確にしなくてはなりません。

お金を稼ぐことが目的であり、そのための手段が自分の成長。

これは論理として成立していますよね。

社会の役に立ちたいと本気で考えているのならばその背景にある出来事や、それを達成するために何をするつもりなのかを語ることができるようにならねばなりません。

また、その会社に貢献したいというのならば同様に相手を納得させる独自の理由が必要になります。

周りの目を気にして、面接は面接官の機嫌取りだと思っている人は今すぐに考え方を変えましょう。

 

正直になることが何よりの武器になる

「将来起業したいとか考えてる?」

これは僕も実際に聞かれた質問であり、企業によってはこの答え次第で合否が左右するなんて噂もあります。

近年、起業ブームになっておりそれを軸に就活を進めたいと考えている人も多いです。

では、ここでも同じく明確な答えを持っているでしょうか。

なぜ、起業したいのか。

この答えを持たずにファッション感覚で会社を立ち上げようとすることを決して悪だとは思いません。

しかし、優秀な人材を欲する企業からするとどうしても獲得したい人には見えないんですよね。

僕は初めに聞かれた質問に対してこう答えました。

「いいえ。今はまだ起業をしたいとは考えていません。しかし、僕の将来的な仕事における目標を達成するための手段として、最適であると判断すれば自ら会社を立ち上げます。」

ここでも同じく、起業が目的だと思っている人が非常に多いのです。

社長ってかっこいい・・・自分の会社が欲しい・・・

気持ちはものすごくわかります(笑)

でも、そんな一瞬の感情に惑わされて本来の目的を忘れるのは非常にもったいない。

僕は学生時代に国内外問わず怒られることを覚悟で気になった会社の創業者にコンタクトを取り、話をさせていただく機会を取り付けたりしていました。

なぜなら起業をしたきっかけを知りたかったから。

僕はとても大人で、崇高で、誰もがカッコいいと思うような答えが返ってくると期待を抱いていました。

しかし、実際に返ってきた言葉は

「んー、お金を稼ぐためかな」

「はは、気の合う仲間と仕事できる場所が欲しかったからだよ」

「とにかくすげぇ会社を作ってやろうと思ってね」

度肝を抜かれました。

彼らの言葉に一切の陰りはなく、心から出てきた本音だったのです。

ようやく気付きました。

何かをやろうとするときのモチベーションは何気ないものだということを。

つまり、就活においても自分をかっこよく見せようとしたり自分を装ってまで会社にアピールすることは長期的な目線で見て幸せだとは到底思えません。

本当にやりたいことはこれで、そのきっかけはこんなことで、だからあなたの会社に入りたいんだ。

こうやって、自分の中にある本音をまずは見つけることが大切です。

それを語ることができるようになれば、ようやく一つ階段を上ったことになります。

さて、僕は以前にやりたいことに対する明確な答えさえ持っていればほとんどの会社に入ることができると言いましたが、実は嘘です。

はい、申し訳ございません。

実は自分のやりたいことを理解できているだけでは物足りず、「なぜその会社なのか」も理解せねばならないのです。

嘘をついてごめんなさい・・・。

少しでも皆さんのモチベーションアップに繋がればと・・・。

言い訳はダメですね。

就活において自分の考えを固めることは何よりも重要だということを伝えたかったのです。

それではまた別途、今度はその会社を選んだ理由を語る方法について説明していきたいと思います。

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