就活において近年人気となっているのがインターンシップです。
実際に企業で働くことで内部の実情であったり働くことへの感覚を得ることができます。
また、長期インターンとなれば給料も貰えるなど是非やっておきたい制度です。
今回はそんなインターンシップについて、学生側と企業側から見た視点をもとにやるべきなのかどうかを紹介しましょう。
インターンシップは絶対やるべき
結論、インターンシップは絶対にやるべきですね。
そもそもなぜインターンシップを使う企業や学生が増えたのでしょうか?
まず、学生の視点から見た場合から
選考に繋がる可能性が高く、会社についてより深く知ることができるから
近年、選考に直結するインターンが増えています。
面接だけでは学生の中身が見えず、費用がかさんだとしてもより正確な選考を行いたいという企業の意向でしょう。
ただし、これは長期のインターンに限られるでしょう。
実は最近では1日のみ、2,3日のみのインターンもありますが、これは当然給料は出ずに実践的な仕事をすることもほぼありません。
所謂企業の事を知ってもらうための手段ですね。
ただ、学生からすると1日でも実際に企業に訪問し数時間を共に過ごすことで会社の雰囲気を掴むことが十分可能でしょう。
廊下ですれ違う人の眼が輝いていればそれだけで興味や希望を抱き、逆に彼らの目に光がなければ疑問が浮上しますよね。
長期となると実際に働くイメージやその会社が扱っている商材についての知識も付きますし、たとえその会社の選考に進まなくても他社で良い印象を与える可能性もあります。
学生が気を付けなければならないポイント
さて、長期インターンで選考に直結するとなれば当然気合いも入りますよね。
忘れてはいけないのは当ブログで扱っているのは普通の企業ではなく革新を起こすことを目的とするベンチャーやスタートアップだということ。
つまり、学生らしさを良い意味で捨てておく必要があるのです。
欲しい人材としてチームプレーが得意という項目は多くの企業が挙げていると思いますが、これはあくまでチームとして利益を生み出すことができるという意味。
常に誰かに同調し、仲良しグループを作っているようでは長期間頑張ったとしても選考で受かることはできないでしょう。
グループワークがある際は、しっかりと自分の意見を持ちながらチームに提案し、周りから間違った意見が出たと思えばすぐに議論を巻き起こす。
建設的な意見の出し合いから最終的に答えを出すことができる人材を企業は求めているのです。
ここは多くの学生が引っ掛かりやすいポイントと言えるでしょう。
ムードメーカーと呼ばれるような人や盛り上げることが得意な人はそのキャラクターを大切にしながら「これはあくまで商売である」ということを常に念頭に置いておきましょう。
面接では知ることのできない学生の実情を感じられる
次に企業側の目線で見てみましょう。
正直なところ、エントリーシートとWEBテスト、そして3.4回の面接だけで学生が自社の適正に合っているかを判断し入社の可否を決めるのは至難の業です。
相当人事経験のある方でも完全に見分けることは不可能なはず。
そこでインターンシップを開くことで学生の適正などを実際の業務を通して可視化することができるのです。
当然、会社の雰囲気に合っているかどうかも見られるでしょう。
最初のうちは頑張って合わせていても時間が経てばどうしても本音の部分が見えてきてしまうため、長期インターンは企業にとってかなり便利なのです。
企業が見ているポイントは?
インターンをするにあたり、多くはインターンをするための選考を設けています。
つまり、インターンをしている時点で会社が求める条件の一部はクリアしているのです。
ではその後実際に業務に入ったところで会社は何を見ているのでしょうか。
会社によって変わりますが風土にマッチしているかどうかと飲み込みの早さは絶対に見られていると思っておきましょう。
風土へのマッチは会社がチームとして働く際に絶対必要なものです。
おそらくベンチャーやスタートアップであれば、前述したとおり「仲良しグループ」を作りたがる人材を欲することはありません。
どれだけプライベートで仲が良かろうが、ある議題について話し合う時は厳しい意見を言い交すことで次の一歩をチームとして踏み出すことができるのです。
インターンであれば初対面な人がほとんどのはずであり、その中でしっかり自分の意見を持つことができているのかがポイントとなります。
もう1つの飲み込みの早さはより業務に関することですね。
仕事ができる人の特徴はいかに失敗をしないか、ではなくいかに失敗を成功に変えることができるかです。
その会社で初めて働くということは当然失敗はつきものです。
そこでモチベーションが下がり落ち込み、仲間からの優しい言葉を待っている人は業務の飲み込みが悪く、会社に良いイメージを与えることはできません。
失敗した際はすぐにその感情とともに誰かに相談をし、すぐに改善へ向かうことが求められます。
失敗なんて気にする必要はないのです。
いくらスキルがあろうともその会社の業務ははじめてなのですから。
また別途の記事でも紹介しようと思いますが、社会でとても役に立つ言葉をここで紹介しましょう。
「デキる人は弱みを上手く隠して、強みを上手く魅せている」
学生側は1つに絞る必要はない
学生は何もインターンを1つに絞る必要はありません。
今ではバイト感覚で申し込みができる状況です。
ただ、見境なく申し込めばいいというわけではありません。
事前に自分の要望をまとめておき、興味のある募集を見つけたらとりあえず行ってみましょう。
できるなら2.3個のインターンを同時にすることをおすすめします。
1つでは価値観がズレる可能性もありますし、せっかくの機会なのでできるだけ多くの経験を積んでおきましょう。
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