
転職市場で高い市場価値を誇るのが英語人材。
昨今では非常に貴重な存在となっており人気が非常に高い。
だが一方で企業側の求める英語力と個人の持っている英語力に乖離が発生することもあり、どの程度の英語力であれば活かすことができるのかわからなくなっている。
そこで今回は転職活動時に活かせる英語力とそれを証明するテストについて説明しよう。
TOEICの点数はあくまで参考程度!
よく転職サイトの求人票を見るとTOEICの点数で縛っているグローバル系求人があると思いますが、その点数はあくまで参考程度と思っていた方がいいです。
ほとんどの場合は実務でしっかり使えるかを見たいものなので、点数があっても会話力や専門的な書を読み切れるかなどの力が重要になってきます。
とにかくTOEICを取ればいい、と考えている方はいったん考え直してもいいかと思います。
現在の転職市場におけるグローバル人材の価値は上昇している
メーカーによく見られますが、海外との取引を行う会社もどんどん増えており、そこで必要なのが海外拠点とやり取りができる人材です。
外資系に特に多いですが、今では日系企業もアジアを中心にモノを仕入れることも増えてきています。
英語力を活かした転職を行いたいと考えている方はかなりチャンスが転がっていると考えても良いかと思います。
1点注意すべきは市場価値は高くなっているもののそもそも英語力を必須とする求人も数自体多くは無いということです。
転職エージェントによっては外資系や英語に強みを持つところも多いため、まずは英語系エージェントに登録し求人を探してみてください。
取得すると有利になる英語系資格とは
では、実際に英語力を示すうえで就活、転職に有利になる英語系の資格は何があるのでしょうか。
下記でそれぞれの試験と目安の点数について記載しておりますので、是非確認してみてください。
最低必要点 | あれば尚可 | |
---|---|---|
TOEFL(IBT) | 50点 | 75点 |
IELTS | 5.0 | 6.5 |
TOEIC | 700点 | 850点 |
TOEFL(IBT)
まずメインとなるのがTOEFLのIBTテストです。
コンピュータで受ける形式ですが、多くの日本人が苦戦しているのがスピーキングです。
パソコンに向かって出されたお題を回答していきますが、元来スピーキングに苦手意識を持っている方が多いため、高い点数を取るにはスピーキングの対策をみっちり行うか、リーディングやライティングで押し切るしかありません。
ただし、英語の総合力を測ることができるためTOEFLで高い点数を持っているとアピール力は高くなります。
IELTS
IELTSはイギリスやオーストラリアでよく利用されている英語試験です。
日本人にとってはTOEFLよりも若干難易度としては高くなっているかと思います。
なぜなら、IELTSもTOEFLと同じくスピーキングの試験はありますが、コンピュータベースではなく面接官と直接対話形式となっているからです。
前もって準備もできませんし、ある程度のアドリブ力もみられるため対策云々の問題ではなく本来持っている英語力がそのまま点数に反映されます。
ただ、ライティングも紙に直接書く必要がありますので、どれだけライティング力が高くてもちょっとした凡ミスですべてが間違いになる可能性もあるため注意が必要です。
TOEIC
最も日本人にとってベーシックな英語系資格です。
スピーキングがないことから対策がしやすく、点数も取りやすい試験と言われています。
しかし、それゆえに本来の英語力を測ることが難しく比較的高い点数を持っていても実務で使用できないということも起こります。
TOEICを取る際は点数だけではなく、ビジネス英語をどれくらい使用できるのかの証明など他の提出物が必要な場合もあるでしょう。
【まとめ】英語力はしっかり活かせる、なおかつ市場価値も高い!
英語力は現在の転職市場で活かすことが十分可能なだけではなく、むしろ英語が使えない人よりも市場価値は非常に高いです。
その英語力を履歴書でどう魅せるのかがこれからは重要になるため、受けるべきテストはしっかり吟味して最高の状態で転職をしましょう!
コメント