
しかし、6月の賞与が終われば再び転職ラッシュ、そして2024年の就職に向けた就活も既に始まっているため面接の準備もすぐに取り掛からなければなりません。
SPI試験や適性検査があるとはいえ、なんといっても一番難易度が高いのは面接です。
そこで今回は面接の準備で使える「人事が見ているポイント」を大公開します。
と、その前に、
面接をするのは人事だけではないことしっかりとお伝えいたします。
企業にもよりますが、面接には必ずと言ってもいいほど現場責任者や役員が登場します。
その点も踏まえて下記よりポイントを確認ください。
人事面接のポイント:現場責任者に推薦できるか否か
人事面接における1番のポイントは現場責任者に推薦できる人物であるか否かです。
実は人事は社内での立場が弱いことが多く、人物面がしっかりしていない人を面接合格とし、次回の面接に繋げるとこっぴどく怒られてしまいます。
まずい・・・自分としてはいい人だと思ったのに現場に推薦したら1時間も説教されちゃったよ・・・
では、上に推薦できる!と思わせるにはどうすればいいのか?
ポイントは大きく2つあり、地頭の良さがあるかどうかと志望度の高さです。
この2つが揃っていればスキルが弱かろうが経歴と該当ポジションに多少のズレがあろうと、
この人地頭よくて優秀だし、弊社への志望度も高いので一回面接繋いでもいいですか??
と言えるのです。
もう少し細かく説明しましょう。
別記事でもまたご紹介しますが、企業が採用するにあたって基準としているのは下記の2つです。
どんな企業でも欲しがる優秀人材
これは所謂スキルが豊富でレベルも高く、なおかつ地頭もよいという優秀人材です。特に面接内でのコミュニケーションにおけるロジカルさや話のわかりやすさから判断されます。
会社のビジョンと一致し組織に馴染める人材
会社は必ず人材を加えながら事業を大きくしている必要があります。そこで優秀人材と同じくらい重宝されるのが会社と同じ方向を向いている人材です。組織にしっかりと馴染み、組織としての生産性を上げることができるのはビジョンやミッションに共感できる人です。これは志望動機から判断されることが多いです。
と、いうことは上記で挙げた地頭の良さと志望度の高さはどちらも当てはまるため面接での通過率がグッと向上します。
論理的な話の組み立てや端的な返答が苦手な方はまずは企業研究を徹底し、志望動機を固めてしまいましょう。
現場責任者面接のポイント:一緒に働きたい人材と思わせられるか否か
現場責任者面接では入社後一緒に仕事をする仲間となるため、見ているポイントは一緒に働きたい人材と思わせられるか否かです。
具体的に表現できないことがやや苦しいですが、面接全体を通じて仕事に対する価値観やそもそものコミュニケーション能力があるかどうかがすべてを握っていると言っても過言ではありません。
コミュ力がすべてでは準備のしようがない・・・と思いがちですが、実は「ココを確認すれば良い」と言えるポイントがあるのです。
それは面接全体を通しての会話量の比率です。
面接を受ける側が8割ほどを話し、残り2割で逆質問・・・というパターンは面接官はあなたにそこまで興味を持っていない証拠と捉えてもよいでしょう。
もちろん例外もありますが、相手に興味を持っている人は自社や自分のことも話したいはずですし、対話が上手な人は必ず相手の会話量を多くさせます。それもごく自然と。
別に面接は自分が判断される場ではなく、自分も判断する場なので、一問一答形式にならず「~ということはこういうことですか?」と確認を取り具体的なエピソードトークを面接官から引き出すなど対話量を同じか面接官の方をやや多めにしてしまったほうがよいでしょう。
ただし、話が脱線してしまえば元も子もないので路線がズレすぎない程度でお互いのことをしっかりと知れる対話を心がけましょう。
役員クラス面接のポイント:上記2つに加え事業や会社をしっかり理解できているか
役員クラスだと事業や経営に直接かかわっているため、「この人はうちの事業に興味があるのか?経営を加速させる人材なのか?」をよく見ています。
レベルの高い話に聞こえますが、さすがにメンバーに対していきなり経営を加速させろ!なんて期待を持つことはできませんし、なおかつ人事と現場からOKが出ている人材のため面接の通過率が7割を超えるなんてこともあります。
では、ポイントはというと既に上記2つで挙げたポイント+会社への理解度です。
会社への理解度では2つ目のポイントと若干似ており、100%事前理解をするよりも理解できていないことを相手にぶつけられるかが分かれ目となるでしょう。
ここまでは理解し、事業も非常に面白いと感じていますが、今後の事業方向性やなぜこの事業がここまで上手くいったのかを知りたいです!
あぁ、この人はこの会社を理解しようとしてくれているんだなぁと思わせることは本当に大事ですが、いかに相手に話をさせるかはこれからも理解しておいたほうが損はしない考え方です。
【まとめ】それぞれの面接官の抱える責務や特徴を理解ししっかりと準備しよう!
いかがでしたか?
面接官と一口で言っても立場によって見ているところは大きく異なりますし、それによって準備の仕方も変えなければなりません。
コミュ力が低い・・・スキルがない・・・と悩んでいる方はまずは色んな企業の面接を受けて鍛えるとの同時に企業理解を深め、入社したら活躍してくれる熱意があると思わせる人材になりましょう。
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